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ツタンカーメンの豆の染色

 5月18日にツタンカーメンの豆の鞘を使って木綿のハンカチを染めました。中媒染で媒染液はミョウバン。それが上の写真の一番右です。

 

 翌日、再度、同じ液で木綿のハンカチとシルクのスカーフを染めました。シルクは高温はだめだから、火からおろし、ハンカチを入れた後、シルクのスカーフを入れました。菜箸で布を動かしていたら、見る見るうちに木綿のハンカチが緑色になりました。それが二枚目の写真。シルクはほとんど色が変わりませんでした。木綿のハンカチは水洗いしても緑色は落ちませんでした。しかし、中媒染でミョウバンを使ったら、緑色が消えてしまいました。それが、上の写真の右から二番目。

 

 20日にシルクのスカーフを硫酸銅を媒染につかって染めたら、きれいな若草色になりました。それが、上の写真の一番左です。左から二番目は同じく硫酸銅を使った綿ローン。少し青くなりました。

 

 4枚それぞれきれいですが、それはともかくとして、19日に染めたときになぜ木綿は緑色になったのでしょうか。そしてその色はどこに消えたのでしょうか。

 

 同じ染液。同じ木綿のハンカチ。

 違いはというと一晩経っていること。ふたもせずに染液を放置していたので、空気で酸化反応を起こしたのでしょうか。…でも、染色の先生がもう一度、私と同じことをしても変化なかったようです。

 では、シルクと一緒に入れたからでしょうか。18日は木綿のハンカチだけでした。19日もまずハンカチを入れて、そのあと少し温度が下がったので、シルクを入れました。そうしたらどんどん色が変わったのです。

 なんか絶妙なタイミングで緑色が出たようです。…あ~、ミョウバンにつけるんでなかった!

 

 ツタンカーメンの豆は不思議です。